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2016.12.042016.11.25第2回文化講演会 まとめ

第2回 文化講演会  要約

十一月二十五日(金)午後七時から

演題 『仏教は、『どうしたらよい人生が送れる』と教えているか?』 

講師 関原光雅さん (藤岡市小林 小林山寿楽寺ご住職) 出席者 十七名

一、キーワード

 1.如実知自心

 2.仏法遥かにあらず心中にして即ち近し

 3.懺悔(さんげ)文

     我昔所造諸悪業  皆由無始貪瞋痴

     従身語意之所生  一切我今皆懺悔

     (昔から私がやってきた様々な悪いおこない、昔からのむさぼり、いかり、

      愚かさが元になって、身体でやること、口で言うこと、見て思うことにな

      って表れてしまう。それら全てを仏さまの前で自覚して、認め、受け入れ
      ます。)

 4.『因果応報の教え』  『縁起の教え』

 5.こころ暗き時は遭う所悉く禍なり  眼明らかなれば途に触れてみな宝なり

二、お話の抜粋、箇条書きで

  1.人生は自分のものだと思いがちだが、 仏教では『人生は授かりもの』と考

    えます。自分のものだけではない。

  2.よい人生とは・・・仏教では決まっていない。よい人になりなさい、よい人生

    を送りなさいとは言っていない。

    どう言っているのかというと、 『今のあなたのままでいい』 『今のままの生

    き方でいい』 そして『ありのままの自分を認めよう』 『ありのままの自分の

    心(弱く、悩み多く、問題を解決しようとしている心)を知りなさい』 といって

    います。 (キーワード1の『如実知自心』)

  3.悩んでいることをすべて受け入れることが基本。人=仏、同じ存在として教

    えている。自分の目の曇りを取り払えば仏の智慧に目覚め、問題が解決す

    る。(キーワード2の『仏法遥かに・・・』)

  4.問題、悩みを解決するために知っておかなければならないことが、
    『人生の問題には、原因と縁=きっかけがあるということです。過去の行い
    (自分だけでなく親、先祖のそれも含む)が原因になって現在その結果を見

    ていることを知りなさい。 (キーワード4『因果応報・・・』)

  5.しかし私たちや祖先が辿って来たことはたくさんの悪業をやってしまっている

    ことが多いので、よい原因を皆が持っていることは到底望めない。
    (キーワード3『懺悔文』)

  6.では罪深き自分たちはどうしたらよいのか?

    まず最初にそのような罪深い原因を持つ自分をそのまま自覚し、認めなさい

    ということです。そのあとで解決に
    ついて考えるということです。 負の連鎖を断ち切って、悪い実である結果は
    自分で刈りとってやろうと決心する
    ことが大切でしょう。 真言密教では仏は大宇宙そのものであると言っていま
    す。
    大宇宙は全てを生み出してきた力(エネルギー、パワー)を持っている。 自
    分の
根源もイコール仏と知るときに、どんな問題でも解決できないことは存
    在しないという安心(あんじん)と自信を持つことが大切です。

  7.これらをまとめてみると次の三つにまとまります。

     ・仏様にお任せしなさい

     ・人事を尽くして天命を待ちなさい

     ・仏様に任せて人事を尽くしなさい

次回第3回は『自分や家族の死に対し、どうしたら平安に死ねるか』(仮題) についてお話しいただくことを予定しています。
予定は、2月です。詳細は後日院内掲示、このホームページでお知らせいたします。  



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